
こんにちは、NAOです!
今回はゼネコンの現場で施工管理をしていた私が、1年で一級建築士に合格した方法を公開します。
時間が無い中で勉強することはキツイと思いますが、施工管理として働く方の参考になればと思って書きました。
合格する為にした行動

施工管理は朝早く出勤し、夜遅くに退社するという生活をしています。
休みの日は疲れを取るために寝て終わりという人が少なくないのでは、無いでしょうか?
私もその一人でした。そんな自分が一級建築士に合格する為に取った行動が下記の2つです。
仕事場の近くに引っ越す
通勤時間という無駄な時間を勉強時間に変える為に、現場から徒歩5分の場所に引っ越した。
総合資格に入る
独学では、ダラけてしまう可能性があったため高額な受講費(100万以上)を払う事で、行かざるを得ない状況を作りました!
ライバルの存在を意識する事でモチベーションを高く維持しました。
まず、資格学校選びで悩んでる方はこちらを是非ご覧ください。
学科試験までの取り組み
試験3ヶ月前まで
試験の3ヶ月前までは、1日1時間勉強するかしないかの状況でした。
試験までまだまだ時間あるし余裕かなと思っていました。
そしてゴールデンウィークぐらいの模試で散々な結果に。。。
総合資格が提示している目標基準点にも届いていない状況に焦りが募る。
中でも法規と構造が足を引っ張っている状況でした。なので早速次の日から
毎日構造と法規を決めた時間にやる事に決めました。
ポイント
1級建築士の一次試験は、法規と構造で点を稼げば残りの3教科は、合格基準点を超えていれば、ほぼ突破できる試験です。
3ヶ月前〜筆記試験まで
1日のルーティン
- 6:00~7:00 法規の過去問を1時間解く
- 7:00~7:30 解説を熟読
- 7:30~12:00 施工管理
- 12:00~13:00 昼食を食べながら構造の問題を解く
- 13:00~22:00 施工管理(勤務時間中に夕食摂取)
- 22:00~24:00 5教科の過去問を日替わりで解きまくる
- 24:00~寝落ちするまで 建築作品集を読む(苦手項目)
仕事の日はこのルーティンを続けました。
ストレスも溜まってくることもありましたが、そんな日は少し早く退社して同僚や友達と現場の近くで時間を決めて一杯だけ飲んだりしていました。
息抜きも重要!!

あともう一つ意識したことは、集中できる場所で勉強すること。
時間が限られているので、カフェや気が散る自習室に行くのではなく、
自宅か全員帰った後の現場事務所で勉強していました。
人がいる環境だとどうしても気が散ってしまい集中できない性格だったので。。。
そんなこんなで、筆記試験は無事に通過しました。本当の地獄は、これからでした。
製図試験までの取り組み
製図授業開始当初は、来年受験して受かればいいかなぐらいの気持ちでいたので全然授業に身が入りませんでした。
そんな私を変えたのが、授業でいつも隣に座るライバルでした。
私と同じく彼も初めての製図ということで、最初は私と同じくらい下手くそだったのですが、週を重ねる毎に目に見えて上達していました。
彼には負けてられるかと思い、学科同様にルーティンを決めて自分を追い込みました。
1日のルーティン
- 5:00~7:00 エスキス・記述
- 7:00~7:30 解説を熟読
- 7:30~12:00 施工管理
- 12:00~13:00 記述問題の暗記
- 13:00~21:00 施工管理
- 21:00~終わるまで 朝に書いたエスキスを製図
1日1枚図面を描くことを決意しました。
また、記述問題が苦手な私はひたすらテキストや模範解答を暗記しました。

製図が苦手で線の太さの描き分けが苦手だったのでこの問題を物理的に解決するために、シャーペン太さの違うものを4種類(0.3㎜、0.5㎜、0.7㎜、0.9㎜)を用意して描くようにしていました。
毎日1枚図面を描いていた私は、試験の2週間前に腱鞘炎にかかり1週間全く図面を描くことができなくなりました。
自己管理能力の低さが招いた結果でした。
試験1週間前からは、再度腱鞘炎にならないようにサポーターを着けての製図となりました。
毎日1枚、土日には2枚書いてきたので試験当日は、「誰よりも図面を書いてきた!」という自信から全く緊張せずに臨むことができました。
描くスピードが遅くなっていたこともあり、断面図の細かな寸法を描けなかったり、図面の表現が適当だったりしました。
なんとか一定基準までは描き切ることができ、無事に合格することができました。
施工管理者の一級建築士受験のまとめ
現場で施工管理をやられてる方にとっては、勉強時間の確保だけでも厳しいと思います。
時間を決めて集中できる環境で効率よくやることが、試験合格のポイント!
家族や恋人、職場の方々、友人の支えがあっての合格だと思いますので、試験後はしっかりとお礼を伝えて下さい。

時間は有限なので、やるかやらないかです。頑張りましょう!
補足【製図試験で役立ったもの】
製図用シャーペン
長時間製図しても疲れないものを選んだ方が良いです。私は、ロットリング メカニカルペンシル 500 を自分用にグリップをカスタマイズして使っていました。
- 柱用0.9mm
- 通り芯用0.3mm
- 躯体用0.7mm
- その他メイン0.5mm

バンテリンの手首サポーター
腱鞘炎になった以降使っていました。腱鞘炎の予防と共に、手が用紙に触れなくなる為図面が汚れなくなりました。
小さい定規、小さい三角スケール
短い線を引くのに便利です。また、小回りが効くのもポイントです。

総合資格のテンプレート
図面を描くのに必要な機能が全て入ってます。買って損はありません。
滑り止めシート
製図板を机に置いたときに滑ってずれないようにするためのシートです。
パフォーマンスを最大限に引き出すためにも欠かせないものになります。
試験当日のエナジードリンク
試験中に集中が切れそうになった時にブチ込みました。途中でお腹空きましたが、軽食を食べる余裕もなかったので。